モナコインで話題のNFTを体験しよう!①NFTとは

モナコイン nft その他

仮想通貨界隈で最近話題になっているNFT。

当初は一部の人にしか利用されていなかったインターネットが、社会インフラと言ってもいいくらい日常生活に浸透したように、NFTも今後の社会で重要な存在になる可能性を持った技術だ。

そんなNFTについて、その概要と実際に体験する方法を2回に分けて解説する。

この記事ではそもそもNFTとは何かについて解説するが、すでにNFTのことを知っている人は、この記事を飛ばして次の記事を読んでもらいたい。

モナコインで話題のNFTを体験しよう!②モナカードについて解説
仮想通貨界隈で最近話題になっているNFT。この記事ではNFTを体験する方法として、モナコイン のブロックチェーンを使ったトレーディングカード「モナカード」について解説する。そもそもNFTとは何かよくわからないという人は、N...

NFTとは何か

NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と言われることが多い。

トークンとは、一般的には代替通貨や商品券などのことを指す言葉だが、仮想通貨分野では既存のブロックチェーン技術を利用して発行された仮想通貨のことをトークンという。

ビットコインやモナコイン などの仮想通貨がそれぞれ個別のブロックチェーンを持つのに対して、トークンはこれらの既存のブロックチェーン上に新たに発行される。

非代替性、つまり代替性がないトークンということだが、代替性がないとはどういうことか?

これを説明する前に、まず代替性があるとはどういうことか説明する。

代替性があるものの例としては日本円が挙げられる。

あなたが今持っている1万円札と他の人が持っている1万円札は常に同価値であり、交換しても同じ1万円として使うことができる。

「この1万円札は使えるけど、その1万円札は使えない」などいうことはあり得ない。

これに対して代替性がないものは、そのもの固有の価値を持っているものと言える。

2015年にローマ教皇が愛用したiPadがオークションに出品され定価の何十倍もの値段で取引されたことがあるが、この「ローマ教皇が愛用したiPad」のように、他のものでは代えられない価値を持っているものが代替性がないものとなる。

つまりNFTとは他のものでは代えられない固有の価値を持っているトークンということになる。

ブロックチェーン上のデジタルデータは参加者間の相互検証によってコピーや改ざんが困難であり、デジタル空間で価値のやり取りを可能にする。

この特徴がビットコインなどの暗号資産の価値を支えている。

NFTはこれを通貨ではなくコンテンツやデジタルアイテム全般に応用するものだ。

「ローマ教皇が愛用したiPad」の例で言えば、ローマ教皇が所有していたことを、改ざん困難なデジタルデータとして記録したものがNFTと言える。

NFTの具体例

現在NFTの活用が進んでいるのがゲームの分野だ。

NFTを使った代表的なブロックチェーンゲームに「Crypto Kitties」(https://www.cryptokitties.co/)というものがある。

猫のキャラクター同士の交配ができ、オリジナルの猫を作成して、交配で産まれた子猫は親猫の遺伝子を引き継ぐ、という特徴を持つゲームだ。

単純に色や姿の違う猫を作成するだけのゲームだが、登場する猫のキャラクターは、見た目や誕生日などの、独自のデータを持っている。

そしてそれらの独自データは、ブロックチェーンの仕組みを使うことで、複製することができないようになっている。

その結果、コピー不可能な自分だけのオリジナルのキャラクターを作ることができる。

NFTの活用・将来性

NFTは改ざんが困難という特徴から、様々な物の所有権をトークン化して管理する仕組みとして期待されている。

例えば、アメリカのロックバンド『キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)』(https://kingsofleon.com/)は3月初め、ニューアルバム『When you see yourself』のNFT版をオークションプラットフォーム『イエローハート』(https://www.yellowheart.io/)に出品。

200万ドル(約2億1700万円)以上の売り上げを達成し、その4分の1をライブイベントに携わるスタッフを支援する基金に寄付した。

『When you see yourself』のNFT所有者は、限定アナログ盤やコンサートの最前列がアンロックされる等の特典を受けることができる。

『When you see yourself』収録「Stormy Weather」

また、不動産をNFT化して売買手続きなどを簡略化するといった活用方法も考えられる。

例えば、OpenLaw(http://lib.openlaw.io)と呼ばれるブロックチェーンのプロトコルでは、不動産をNFT化することで、売買にかかわる契約書の作成や実行を安全に行うことが可能だ。

これまで複雑で時間がかかっていた不動産の手続きが、NFT化することによって簡略化されるため、大きな注目を集めている。

最後に

NFTはその特徴から今後様々な分野での活用が期待される仕組みだが、NFTやその根幹となるブロックチェーンの技術はまだ一般に普及しているとは言い難い。

しかし現在インターネットがインフラと言っていいくらい一般に普及しているように、今後NFTやブロックチェーンが生活の様々な場面で活用される可能性は高い。

近い将来に重要になる技術・NFTを体験する方法として、モナコインを使う方法を別の記事で紹介している。

今回の記事を読んでNFTに興味を持った人は、ぜひそちらの記事も読んで、NFTを体験してほしい。

モナコインで話題のNFTを体験しよう!②モナカードについて解説
仮想通貨界隈で最近話題になっているNFT。この記事ではNFTを体験する方法として、モナコイン のブロックチェーンを使ったトレーディングカード「モナカード」について解説する。そもそもNFTとは何かよくわからないという人は、N...

コメント

タイトルとURLをコピーしました