陰陽座再始動!“推しは推せる時に推せ”が実感を持って理解できた

陰陽座

“妖怪ヘヴィメタル”陰陽座が、約4年半ぶりとなる15作目のオリジナルアルバム『龍凰童子』(りゅうおうどうじ)を2023年1月18日にリリースした。

2019年から2020年にかけて行われていた、バンド結成20周年記念の全国ツアーの最中にボーカル黒猫が突発性難聴を発症し、ツアーを中断。

その後発声障害も併発しバンドが活動休止状態となっていたが、約3年の治療期間を経て活動を再開した。

アルバムリリースに先駆けて、いくつかの音楽雑誌では陰陽座へのインタビューが掲載された。

雑誌を読んで驚いたのは、陰陽座の歴史が終わりになってしまうかもしれないという覚悟を持っていた、という旨の発言をリーダー瞬火がしていたことだ。

黒猫の体調不良が公式に告知されたときは、新型コロナウィルスが蔓延し始めた時期とも重なっており、ライブ活動などが縮小傾向だったこともあって、ゆっくり療養してもらえばいいと個人的には思っていた。

また、黒猫自身が本人のインスタグラムで病状などを定期的に報告してくれていたので、比較的穏やかな心境で陰陽座の活動再開を待つことができていた。

そのため、陰陽座のリーダーからバンド解散の可能性も考えていたという内容の発言がされたのはかなりの衝撃だった。

黒猫本人によれば一時は全く声が出せない状態だったとのことなので、黒猫にとっても陰陽座にとっても本当に深刻な状況だったことが分かる。

そんな状況からも諦めずに治療を続け、音楽活動を再開できる状態までコンディションを整えてくれた黒猫には尊敬と感謝の念を抱かずにはいられない。

下手をすれば『龍凰童子』というアルバムが世に出せないまま、陰陽座が解散していた可能性もあった。

“推しは推せる時に推せ”という言葉があるが、この言葉の意味を実感を持って理解することができた。

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