２ちゃんねる発の仮想通貨モナコインについて解説

ここ数ヶ月ビットコインを中心に仮想通貨の価格が急上昇している。

決済サービスのPaypalが米国の全アカウントでビットコインやビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムの取り扱いを開始したり、テスラやスペースXのCEOであるイーロン・マスクがビットコインの支持を表明するなど、注目が集まっているようだ。

仮想通貨の中には日本で作られたものもあり、その中の一つが２ちゃんねる（現５ちゃんねる）で作られたモナコインだ。

２ちゃんねらーが開発した日本初の仮想通貨

モナコインは2ちゃんねるのソフトウェア板で2013年12月に開発された、日本初の仮想通貨だ。

開発者はワタナベ氏で、おそらくは日本人だと思われるが、ビットコイン開発者のナカモトサトシ氏と同じようにその詳細は不明だ。

ライトコインをベースに開発され、その名の通りアスキーアート「モナー」をモチーフにしている。

モナコインには非公式であるがマスコットキャラクターが存在する。
それがモナコインちゃんだ。

モナコインちゃんは、2014年2月上旬に有志によって開催された第1回「モナキャラコンペ」において、エントリーされた全17作品のイラストの中で最多得票を獲得して選出されたキャラクターだ。

イラストの作者は「われせんコースター」氏。pixiv

公式のキャラクターではないが、モナコインのコミュニティにおいて、モナコインを代表するキャラクターとして認知されている。

モナコイン関連のポータルサイトMonappy内には、「モナコインちゃん」のタグが付いた絵が1000枚以上投稿されていて、モナコイン界隈における人気の高さが窺える。Monappy｜ピクブレ

2017年10月に、田中氏（@tanaka_bot_1‏）の企画で、秋葉原 UDX と秋葉原ラジオ会館の大型ディスプレイでモナコインのプロモーション動画を放映するモナコイン広告プロジェクトが行われた。

プロモーション動画の放映期間中は、モナコイン決済を導入している秋葉原のパソコンショップアーク@ark_akibaが「Monacoinステッカー」とオリジナルポストカードを配布していたり、有志の方たちが作成したモナコインのグッズの配布も行われた。