陰陽座といえば有名なのが甲賀忍法帖だが、陰陽座は他にも忍法帖と名の付く作品を多く作っている。
山田風太郎へのオマージュとして、一つのアルバムに一曲忍法帖と名のつく作品を入れており(※コンセプトアルバムである「鬼子母神」だけは例外的に忍法帖が入っていない)、その作品数は十数曲にも及ぶ。
今回は陰陽座の忍法帖シリーズで、特におすすめの作品を3曲紹介する。
鬼斬忍法帖
陰陽座の忍法帖シリーズの記念すべき1作目。
個人的に忍法帖シリーズで最も好きな作品で、原点にして至高。
疾走感のある曲で、ギターソロのスイープが印象的。
ライブでも非常に盛り上がる楽曲。
大サビの歌詞“懐柔さるるが”の部分が、“怪獣サルルガー”と空耳してしまうことでも有名(?)
※R4.4.17追記 初音ミクの歌で「鬼斬忍法帖」をカバーしました
氷牙忍法帖
先に紹介した鬼斬忍法帖が自分の中で長らく忍法帖シリーズ最高の作品だったが、その鬼斬忍法帖に匹敵するくらいの作品だと感じたのがこの氷牙忍法帖。
「卍」、「神鳴忍法帖」、「飯綱落とし」にも登場する無敵の女忍者を描いた作品。
メロスピ系で、やはり疾走感のある曲。
忍者の素早い動きを表しているように感じられるので、忍法帖にはやっぱりスピードナンバーがよく合うと思う。
涅槃忍法帖
陰陽座の忍法帖シリーズは、長さが4分程度でAメロとサビの簡素な構成などいくつかルールがあるが、この作品では大きな規制緩和が行われている。
6:35という長さで、楽曲の後半にはヴォーカル黒猫によるセリフの朗読が組み入れられているなど、忍法帖シリーズでは珍しい展開の作品だ。
忍法帖シリーズの歌詞の内容は、その名の通り忍者の生き様を描いたものだが、この曲は歌詞のストーリー性を重視した作品と言える。
陰陽座の忍法帖シリーズで初めて聴いた楽曲であり、個人的に思い入れがあるためここで紹介させてもらった。
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