「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観るべき3つの理由

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3月8日から公開されている「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。

新型コロナウイルスの影響や緊急事態宣言で二度も延期されるという不運に見舞われたが、無事に公開を迎えることができて、月曜日公開という不利な条件にもかかわらず初日の興行収入が8億円を超えるヒットとなっている。

土曜日の公開だった前作『Q』よりも興行収入・観客動員数ともに大きく上回ることとなり、いかに『シンエヴァ』が多くの人に待ち望まれていたかが分かる。

この記事ではまだ『シンエヴァ』を観ていなくて、観るかどうか迷っている人の判断の手助けとなるように、『シンエヴァ』を観るべき理由を3つに絞って解説する。

この記事を読んで映画館に『シンエヴァ』を観に行こうと思ってもらえれば幸いだ。

なおこの記事ではストーリーのネタバレになる内容には触れないようにするつもりだが、人によってはここに書かれている内容でもネタバレと感じる可能性はある。

完全にまっさらな状態で『シンエヴァ』を観たいという人はブラウザバックをおすすめする。

ある程度の前情報を持って映画館に行きたいという人は、引き続き以下の記事をどうぞ。

『シンエヴァ』を観るべき理由 ①ちゃんと終わる

見るべき理由の最初がそれかよという感じだが、『エヴァ』という作品にとってきちんと完結することは重要だ。

自分はTV版も旧劇場版も観たが、どちらも終わり方が自分の中でうまく消化できず、終わったという感覚が持てなかった。

作品自体に魅力がなければ「つまらなかった」で終わる話だったのだろうが、作品自体が自分にとって魅力的であったために切って捨てることが出来ず、モヤモヤする感覚を残すことになってしまった。

ずっと「エヴァの呪縛」に囚われていた。

しかし『シンエヴァ』の映画を見たことで自分の中で『エヴァ』という作品が完結し、「エヴァの呪縛」から解放された。

自分と同じように「エヴァの呪縛」に囚われている人にはぜひ『シンエヴァ』を観てほしい。

「エヴァの呪縛」から解放される可能性が高いからだ。

『シンエヴァ』を観るべき理由 ②アヤナミレイ(仮称)がかわいい

『エヴァQ』でアヤナミレイ(仮称)を観て「綾波を・・・返せッ!」と思った人は多いだろう(たぶん)

自分は綾波ファンというほど綾波レイというキャラクターに強い思い入れがあるわけではなかったのでそこまでは思わなかったが、それでも『エヴァQ』のアヤナミレイよりは『序』〜『破』までの綾波レイの方が良かったと思った。

特別嫌いというわけではないが、『エヴァQ』のアヤナミレイは何だかよくわからないキャラクターという印象だった。

ところが『シンエヴァ』ではアヤナミレイが非常に魅力的なキャラクターとして描かれていた。

少なくとも自分にとってはとても魅力的に映った。

3月15日にエヴァの公式ツイッターでアヤナミレイが田植えをする姿が公開された。

ネタバレになるので詳細についてはここでは触れないが、『シンエヴァ』の映画では他にもアヤナミレイのいろいろな姿を見ることができる。

それは『エヴァQ』のアヤナミレイはもちろん、『序』〜『破』やTV版・旧劇場版の綾波レイにも見られなかった姿だ。

自分は『シンエヴァ』を観てアヤナミレイが新劇場版を通して一番好きなキャラクターになった。

『エヴァQ』でアヤナミレイに不満を持った人はぜひ『シンエヴァ』を観てほしい。

アヤナミレイを好きにはならないかもしれないが、『エヴァQ』を観たときとは違う気持ちが得られるはずだ。

『シンエヴァ』を観るべき理由 ③アニメ史を変える表現方法

3つ目の理由は他の人からの受け売りだが、なるほどと思わされる内容だったので採用させてもらった。

岡田斗司夫ゼミの解説によると、『シンエヴァ』の制作にはこれまでのアニメにはない新しい方法が取り入れられているとのこと。

またここ数年の主流になりつつあるアニメの表現方法に疑問を投げかけるような表現がされているらしい。

詳しくは動画を見てもらうのが早いが(6:16頃〜)、要約すると次のような内容が解説されている。

プレビズを用いた圧倒的に素晴らしい構図
これまでのアニメでは、脚本ができた後まず絵コンテを作って、その絵コンテの精度を上げるためにプレビズが使われてきた。これに対して『シンエヴァ』では、最初から完璧な構図を決めるために絵コンテを作る前にプレビズが作られた。
※プレビズとは・・・プレビジュアライゼーション(プリビジュアライゼーション)の略称で、ピリビズとも言われる。本格的な映像制作に入る前に、企画で決まった内容を画像や映像を使って視覚化するもので、画面内での人物や建物の大きさ、 カメラのレンズの種類や動きを把握することが目的で行われる。アニメの主流になりつつあった“現実より美しい”表現に一石を投じる表現
ここ数年のアニメは細田守や新海誠の作品を中心に、背景などをより美しく描く方向に進んでいる。しかし『シンエヴァ』では、細田作品や新海作品に比べて背景などがそれほど綺麗には描かれておらず、「自分たちの作る2次元の背景というのはこれぐらいのものじゃないのか」という問いかけになっている。

『シンエヴァ』は今後のアニメの表現に影響を与える可能性を持った作品だ。

アニメの表現技術に興味のある人はぜひ観ておくべき作品だと言える。

最後に

以上『シンエヴァ』を観るべき理由を3つ解説した。

『シンエヴァ』はわざわざ映画館に行って2000円近いお金を払っても観る価値が十分にある作品だと思う。

この記事を読んで興味を持ったら、ぜひ映画館に足を運んでほしい。

エヴァンゲリオン公式サイト⇒https://www.evangelion.co.jp/

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シン・エヴァンゲリオン劇場版
新たな劇場版シリーズの第4部であり、完結編。ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間はわずか720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリの改8号機が迎撃を開始した。一方、シンジ、アス...

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