先月4月29日に行われたGLAYの4カ月連続配信ライブ企画『THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK』第2弾のHISASHIプロデュースによる『RESONANCE vol.3』。
リアルタイムでは観れていなかったが、見逃し配信で観ることができたので感想を書いていく。
第1弾の感想はこちらから↓
『RESONANCE vol.3』ライブレポート
ライブ前の“前哨戦”としてHISASHIのインタビューから始まった配信。
コロナ禍におけるエンタテインメントの在り方や『RESONANCE vol.3』のコンセプト、新型コロナウイルス感染拡大の収束時期が見えない中でGLAYとしてどう活動していくべきかメンバーと話し合っていたことを語った。
さらに、「GLAYを止めることはしない」というファンにとって心強い決意表明をしてくれた。
その後画面は『RESONANCE vol.3』のタイトルロゴに切り替わる。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のロゴをモチーフにしたHISASHIらしいタイトルロゴ。
さらに画面がライブ会場に切り替わり、HISASHIとサポートメンバーのDJ Mass(ViViD Neon*/LEONAIR)によるユニット・HSMSのテーマ「Theme of HSMS」でライブがスタート。
今回のライブはサポートメンバーとして、さらにキーボードREO (ViViD Neon*/LEONAIR)も加えた6人編成。キーボードが入った編成は久々の気がするが、今回ドラムのTOSHIがいないことに驚いた。
普段見られないような編成のライブが出来るのは、各メンバープロデュースで4回に分けて行うライブ企画ならではかもしれない。
ステージ上の演出も凝っていて、『THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3』の文字をボディにペイントし、ランプシェードを被った4体のマネキンがラウンジのようなソファーに鎮座し独特の雰囲気を醸し出す。
オープニングから続けて「Synchronicity」を披露。モノクロの映像が、ミステリアスな楽曲の世界を引き立てる。
続く3曲目は「GIANT STRONG FAUST SUPER STAR」。ライブでは1回くらいしか聴いたことがない楽曲だったので、今回の配信で久々に聴けて嬉しかった。
続いて披露されたのはHISASHIが作詞作曲を手がけ、DJ Massが編曲に携わった藍井エイルの「シューゲイザー」。GLAYの新曲と言われても信じてしまうくらい、自然なパフォーマンスを見せてくれた。
楽曲が終わると画面が切り替わり、スタジオにいるHISASHIの姿が映し出される。
そして「『シューゲイザー』はいつかGLAYで披露してみたかった曲」、「『Synchronicity』はメンバープロデュースだからこそできる曲」など、今回のライブや楽曲についての解説を披露。
また、自分は極力短い楽曲を作りたく、これまではその中に様々な物を詰め込んで制作してきたが、今後はミドルテンポなナンバーにもトライしたいと、今後の楽曲制作に対する意欲も聞かせてくれた。
「なんでこんなタイトルを付けたのか……」という本人のツッコミの言葉から、画面は再びライブ会場に切り替わり、「電気イルカ奇妙ナ嗜好」が始まる。映像が縦に360度回転するカメラワークで、コミカルな楽曲の雰囲気を視覚的にも演出していた。
続けて披露されたのは「妄想コレクター」。あまりライブでは聴いた記憶がなかったが、今回の配信で改めて楽曲の良さを実感。
その後「Surf Rider」、「微熱(A)girlサマー」と、個人的にHISASHI曲の中でもかなり好きな2曲が連続で披露される。
そしてライブのラストを飾るのは最新シングル「G4・2020」収録の「ROCK ACADEMIA」。
HISASHIはギターからマイクに持ち替え、TERUと共にステージ最前線で熱唱。
弓を究めた名人が弓を使わずに飛ぶ鳥を落とす「不射の射」という言葉があるが、HISASHIがギターを手放すのはその境地に達したからなのかもしれない(多分違う)
最後にTERUが「みんなありがとう! こんな感じでGLAYはエンタテインメントし続けていきます」と画面の向こうに呼びかけ、HISASHIが「ありがとう!」と叫びライブは幕を閉じた。
最後に
普段のライブでも様々な映像を用意してファンを楽しませてくれるHISASHIらしい、視覚的な演出にこだわった配信ライブだった。
次回のJIROプロデュースの『LIFETIME MUSIC』は、5/21にLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)で有観客でライブが行われ、その内容が5/29に配信される。リアルとオンラインが融合した配信になるのではないかと今から期待が膨らむ。
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