GLAYの4カ月連続配信ライブ企画の第3弾『THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIFETIME MUSIC』が、5月29日に配信された。
JIROがプロデュースを担当した今回の配信ライブは、5月21日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で有観客で行われた公演を収録したもの。
この記事では、配信で公演を視聴した感想を書いていく。
第1弾の感想↓
第2弾の感想↓
『LIFETIME MUSIC』ライブレポート
普段のライブでは終盤やラストに歌われるイメージの強い曲「MUSIC LIFE」で幕を開けた公演。
“音楽は決して鳴り止まない”という歌詞が、今の時代に特別な意味を持っているように感じられて、このメッセージを最初に伝えたかったからこの選曲なのかとも思った。
続けて「ビリビリクラッシュメン」そして「absolute”ZERO”」と激しめの曲を披露。
3曲が終わった後に最初のMC。
TERUが開口一番に「皆さん、元気そうで何よりです」と笑顔を見せ、「当時は2階席が黒い幕で覆われていたのを懐かしく思いました」とデビュー当初の渋谷公会堂でのライブを振り返る。
そして「この音楽があるからこそ、僕らは生きていけると思っています。そんな生きがいをここで思い切りぶつけていきますので、しっかりと受け止めてほしいです」と、この日のライブに懸ける想いを伝えた。
「Scoop」で再び激しいステージが始まると、ダイナミックなビートとTERUのシャウトに合わせて観客たちもガンガンと拳を突き上げる。
その後ステージ上に柔らかな炎が上がり、会場の空気が一転。
ストリングスのカルテットを加え、ミディアムバラード曲「YOU」を演奏。
続けてTERUがアコースティックギターを抱え「TIME」が披露される。
その後のMCでJIRO自身も「いい曲だねTIME。泣けた」と語り、感極まって瞳を潤ませる様子も見せた。
JIROのステージに懸ける想いの一端が垣間見れたような気がする。
「Chelsea」でライブ後半戦がスタートし、TERUに煽られたJIROが「最高じゃねえか!」と笑顔で叫んでいた。
続けてJIROのベースによるイントロからのライブ定番曲の「SHUTTER SPEEDSのテーマ」、そして最新シングル『G4・2020』収録の激しいロックチューン「DOPE」が披露された。
ここで三度めのMCが入り、TERUが『THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE』への想い、そして昨年中止になった東京ドーム公演についていつか挑戦したいと語った。
さらに「先には一緒にまた夢を見る機会があるということを胸にぜひとも頑張ってほしいと思います。僕らも頑張ります!」とファンを元気づける言葉を投げかけた。
そして再びストリングスカルテットが加わり、ラストナンバー「lifetime」が演奏される。
「MUSIC LIFE」の“音楽は決して鳴り止まない”というメッセージから始まり、“苦しい時にほら 流れるこのMUSIC 次にまた会えることを願って”と歌う「lifetime」でライブを締めくくるセットリストから、JIROやGLAYの今回のライブや連続配信企画に込める想いが感じられた。
全10曲を歌い終えたTERUが「また必ず会いましょうー!」と叫ぶと、大きな拍手が沸き起こった。その後サポートメンバーを含めたこの日の全出演者を紹介し、配信を締め括った。
会場限定のアンコール
配信は10曲で終了したが、当日は来場者のみに向けたアンコールが行われたらしい。
その時の様子を今日和老さん(@konnichi_warou)がツイッターで漫画形式で紹介してくれている。
最後に
ドラム・TOSHI、キーボード・ハジメタルをサポートに迎え、さらに曲によってストリングスが加わる編成で、久々にGLAYの王道のライブを見れた気がした。
今回の配信は映像的に凝った演出はなかったが、その分ライブ会場の雰囲気が伝わってきて良かった。
GLAYの配信企画も残すところ後1回になってしまった。
次で最後と思うと少し寂しいが、次回もしっかり楽しみたいと思う。
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